【カフェ開業】カフェオーナーに向いてる人は?特徴や適性を解説

9年間のカフェ経営の中で、従業員の面接時に「将来は自分でカフェを開業したい」とほとんどの人が言いました。実際に一緒に仕事をして「この人ならきっとできるだろう」と思ったのは一握りの人です。そして、数年後その中のひとりが本当にカフェをオープンし、とても嬉しかったのを憶えています。

どんな仕事にも向き、不向きがあるように、もちろんカフェのオーナーにも向いてる人の特徴や適性があります。

では、どんな人がカフェオーナーに向いているのかを解説します。

目次

カフェオーナーに向いてる人の特徴は?

経営者としてのスキルがある

カフェオーナー=経営者ですので、料理を提供する、お客様を接客するなどのお店の仕事以外にも経営者として、目標や、方針を決めてお店を経営して行かなければなりません。

飲食店は開業から2年以内に50%以上が潰れてしまうというデーターがあります。それくらい厳しい環境で生き残っていくためには、行き当たりばったりで開業しても失敗に終わってしまいます。どんなに美味しい料理が作れるシェフでも開業後間もなく閉店という例はたくさんあります。それは経営スキルがないためです。

お店のコンセプトを考えると同時に、経営のノウハウを学び、経営者としてのスキルを高めましょう。

カフェオーナーに向いてる人の適性は?

食への関心が高い

カフェは食に関する仕事ですから、もちろん食への関心が人一倍必要です。自分で料理をする以外にも食材や食品にも興味があり、食べる事が好きな人が向いています。

食品や食材に詳しければメニューを考える時にも役立ちますし、オリジナルティーあるメニューも考えることができます。外食などで美味しいものを食べた時は、どうやって作っているのか、何を使っているのかなどを日頃から関心を持つようにしましょう。

コミュニケーション能力

お客様の接客以外にも、人を雇用するのであれば従業員とも良好な人間関係を築く必要があります。

お客様には「おもてなし」の気持ちで、従業員には的確な指導で。コミュニケーション能力は必要不可欠な要素です。

お客様は、顔を憶えてもらうと嬉しいものです。何度か来店しているお客様には積極的に声をかけてみましょう。あなたと話がしたくて来てくれる常連のお客様をたくさん作るためにもコミュニケーションは大切です。

従業員には、話を聞く、想いや、考えを上手に伝達することが経営していく上で重要な事です。

健康で体力がある

私の経験上、健康で体力があるという事は実は一番重要な適性じゃないかと思います。

カフェの仕事は一日中立ちっぱなしの仕事です。営業時間以外にも買い出し、仕込み、掃除、後片付けなどもありますし、経営者としてのデスクワークもあります。どんなに美味しくて雰囲気のいいカフェでも休んでばかりだとお客様の信用を無くし離れていってしまいます。健康で体力があるという事は大切な適性です。

私が9年間続けてこれたのは、健康で体力があったことが一番大きな適性だったと思っています。

情報収集、情報発信力

食には流行があります。例えば過去には、タピオカ、塩麹、生キャラメルなどたくさんの食べ物が流行りました。いち早く流行をキャッチして自分の店に取り入れられるものはないか情報を集める必要があります。コンビニのスイーツなどは流行りに敏感ですよね。

そして今はお店の宣伝にSNSでの情報発信は欠かせません。無料で大勢の人にお店を知ってもらう事ができます。有効に活用したいですよね。

情報収集、情報発信力は欠かせない適性です。

決断力、行動力

営業中は思いもよらない事が頻繁に起こります。迷惑な行動をするお客様、クレームを言ってくるお客様、突然の停電、従業員の無断欠勤など。(全て私の経験です。)

そんな時にどう対応するかは、すぐに決断し、行動を起こさなければなりません。

また、あまり注文が入らず、ロスが多いメニューはすぐ変更、排除するなどの決断も必要です。

決断力、行動力は必要な適正です。

数字に強い

お店の仕事以外にも帳簿や原価計算、給与計算など多岐にわたって仕事があります。原価計算せずにメニューを作ってもそのメニューの利益がいくらになるかもわかりません。また、いくら大きな利益があっても人件費がかかりすぎればお金は残りません。

数字に強い事は大きな適正です。

私自身は、数字に弱くそこの部分では苦労しました。

ポジティブな思考

毎日お店を運営していれば、悪天候などでお客様があまり来ない日もあれば、クレームを言われる事もあります。また、頼りにしていた従業員が辞めてしまう事もあるでしょう。

マイナスに思う事があっても、深く落ち込むとキリがありません。あなたが暗い顔していれば、お店も暗くなってしまいます。起こった事は結果ではなく、通過点です。

落ち込むよりも気持ちを切り替えて、マイナスをプラスに変えることを考えられるポジティブな思考は大切な適正です。

カフェオーナーになるために一番重要なことは?

ここまで特徴や適性について解説してきましたが、どれもカフェオーナーになるためには大切な事ですが中でも特に重要なのは、経営者としてのスキル体力だと思います。。

カフェ開業を目指しているのであれば、早めに経営ノウハウを学び、スキルを身に付けて下さい。そして体力をつけて健康に気付かって下さい。私はカフェ開業前にたまたま趣味で5年以上スポーツクラブに通っていたことが、後にとてもプラスになりました。開業前にできる事はどんどん準備していきましょう。

まとめ

今回は「【カフェ開業】カフェオーナーに向いてる人は?特徴や適性を解説」でした。

全てパーフェクトではなくても、当てはまるものが多ければカフェオーナーに向いてる人と言えます。

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この記事を書いた人

さくらこのアバター さくらこ 元カフェオーナー

札幌で暮らすアラフィフです。

36歳から9年間カフェを経営し、現在は総合施設内でお惣菜などを調理、販売するお店を経営しております。

当ブログでは「これからカフェを開業したい人」、「いつかカフェを開業してみたい人」に向けた内容になっています。

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