【カフェ開業】古民家カフェ成功の秘訣や注意点は?メリットとデメリットについても

最近ではすっかり定番化した古民家カフェ。カフェの開業を目指している人の中にも古民家カフェを検討している人はたくさんいらっしゃると思います。

ここでは、古民家カフェ成功の秘訣や注意点、メリットとデメリットについても私の経験を踏まえて解説します。

目次

古民家カフェとは?

古い民家を再利用、リノベーションしたカフェのことを言います。

現代の建物にはない趣のある落ち着いた空間とどこか懐かしい感じが魅力で、非日常感があります。

カフェを訪れる人は、料理や飲み物の美味しさだけではなく、ホッとできるやすらぎや、居心地の良い空間を求めていますので、古民家はカフェに向いている物件と言えると思います。

古民家カフェ巡りをする人も多く、ファンが多いのも納得できますよね。

古民家カフェ成功の秘訣

どんなカフェにも言えることですが、特に古民家カフェは独特の雰囲気がありますので、しっかりしたコンセプトが重要です。

古民家の特徴を最大限に生かす雰囲気作り、ターゲットとする客層にどんなメニューをどのように提供するのかが鍵となります。

古民家カフェに足を運ぶお客様は、その落ち着いた懐かしい空間を魅力的に感じていますので、家具や食器に至るまで雰囲気を損なわないものを選びましょう。

他のカフェにはない古民家カフェの特色を全面的に押し出した店づくりで差別化ができます。

古民家カフェの注意点

物件の状態をよく確認する必要があります。古民家と言っても状態はそれぞれ違います。

雨漏り、腐蝕、カビ、シロアリなどの被害などがないかを良くチェックしましょう。

古い民家は比較的安く購入できたり、借りる事ができますが、修繕する場所が多ければその分費用もかかります。

せっかく安く手に入れても、物件の状態が悪いと修繕費用がかかり、予算がオーバーしてしまいます。

また、古民家の雰囲気はそのまま残したいところですが、トイレなどの水回りは新しく清潔感を大事にしましょう。

古民家カフェのメリットは?

趣のある雰囲気作りで他店との差別化ができる。

一番の魅力はそこにあると思います。

私がカフェを経営していた時も築50年以上の物件でした。古い建物は太い柱や梁が雰囲気作りにひと役買ってくれて唯一無二の店舗作りができます。

また、オープン直後、古民家カフェとして地元のメディアや雑誌などが取り上げてくれて宣伝効果にもなりました。

初期費用を抑えられる

古い建物ですから借りる場合は、賃借料も安く済みます。もし購入する場合でも割安な価格で販売されている事が多く、固定資産税の評価額も自ずと少額になるので、固定資産税が軽減されます。

地域に密着しやすい

周辺に住む人達は、昔から知っている民家ですから来店するハードルも低く、常連さんになってくれる可能性が高いです。地域の方々と交流をもてば常連のお客様になってくれるでしょう。

地域の集まりやイベント場所として使ってくれるなど、古民家カフェならではの常連のお客様ができると思います。

古民家カフェのデメリットは?

耐震性の心配

古民家の作りは耐震構造にはなっていません。でも全ての古民家が地震に弱いわけではなく、地震に強い古民家もあります。

ひとくくりに古民家と言っても築年数や材木なども違いますので、耐震性も異なります。

耐震性については、専門家に耐震診断を依頼されるとよいと思います。

冷暖房費がかかる

ひと昔前に建てられた古民家は通気性がよく、風通りが良い造りになっています。

現在のように断熱材を使用していないため、断熱性、気密性が備えられていません。また、エアコン設備も整っている時代ではないので、冷暖房費が現代の建物よりもかかってしまう可能性があります。

回転率が悪くなる可能性が高い

安らげる、居心地の良さゆえに回転率が悪い可能性があります。

心地良い場所はつい長居してしまいますよね。駐車場などが限られてる場合、コーヒー1杯、約500円で何時間も居られると売上的には赤字になりかねませんよね。

まとめ

今回は「【カフェ開業】古民家カフェ成功の秘訣や注意点は?メリットとデメリットについても」について解説しました。

古民家カフェは決してハードルが高いわけではなく、古いものと新しいものを上手く融合させれば魅力あるカフェができると思います。カフェ開業を検討中であれば、ぜひ古民家カフェも候補にしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

さくらこのアバター さくらこ 元カフェオーナー

札幌で暮らすアラフィフです。

36歳から9年間カフェを経営し、現在は総合施設内でお惣菜などを調理、販売するお店を経営しております。

当ブログでは「これからカフェを開業したい人」、「いつかカフェを開業してみたい人」に向けた内容になっています。

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