北海道神宮で参拝するなら春がおすすめな理由4選
- 北海道神宮の桜と梅が同時に鑑賞できる
- 境内にある茶屋2軒でゆっくり縁起の良いお菓子を食べれる
- エゾリスに会える
- 3つの境内社と5つの鳥居を制覇できる
北海道神宮の桜と梅が鑑賞できる
北海道神宮は桜の名所としても有名です。桜と同時に梅も楽しめる全国では珍しい名所です。
エゾヤマザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラなど約1100本の桜と豊後梅、紅梅、白梅など約120本の梅が同時に咲き、ピンクの綺麗なグラデーションを造ります。
例年はちょうどゴールデンウイーク中が見頃となりますが、今年(2023年)は例年より10日以上も早い4月15日に桜の開花が観測されましたので、満開も近いですね。

隣接する円山公園にもたくさん桜が咲き、例年お花見の人出は5万人ほどだそうです。

この時期は露店が出店し、たこ焼き、クレープ、フランクフルトなど約60軒ほどの露店が並び一層賑やかになります。

北海道神宮の桜についてもSNSでたくさんの投稿があります。
境内にある茶屋2軒でゆっくり縁起の良いお菓子を食べれる
北海道神宮境内には「神宮茶屋」と「六花亭神宮茶屋店」の2軒があり、どちらも参拝後のお客様に人気があります。
どちらも茶屋の外にはベンチがあり、ベンチに座り桜を眺めたり、動き回るリスの姿を追ったりできるのは、暖かくなった春にできる至福の時間です。
北海道は寒い時期が長いので、ベンチでお茶を飲むことができる期間も短いですが、春になって桜の季節には茶屋に寄って、ご利益があると言われている茶屋のメニューを食べてみて下さい。
神宮茶屋のお品書き
- 焼きたて福レ餅・・・250円
- ソフトクリーム(コーン/カップ)・・・400円
- 緑茶(ホット/アイス)・・・200円
- コーヒー(ホット/アイス)・・・250円
- ココア(ホット/アイス)・・・250円 全て税込価格

2022年12月26日より、「焼きたて福れ餅」が新発売されました。
「焼きたて福レ餅」は大福餅を熱々の鉄板でぎゅっと挟んで焼くことで、周りにはカリカリの食感と真ん中にはお餅とこし餡のモチモチ食感のふたつの食感を味わえます。
「焼きたて福レ餅」は丸い福が広がる縁起の良い形と言われています。

ソフトクリームも人気で、放牧乳牛の生乳を使用し、濃厚だけど甘すぎないやさしい味です。
1年中販売しているソフトクリームですが、さすがに真冬の雪の中では躊躇してしまいますよね。春になると食べたくなるもののひとつです。

店内にはお持ち帰り用の「福レ餅」6個入り780円も販売されています。

その他にも縁起の良さそうなお菓子や、きのとやの「札幌農学校」なども販売されていて、お土産に人気のようです。

六花亭神宮茶屋店 判官さま・・・110円

六花亭は北海道を代表する和洋菓子店で、「マルセイバターサンド」などが有名ですね。
神宮茶屋店では「判官さま」110円が名物で、北海道神宮でしか食べられない縁起の良いと言われているお餅です。
お土産用にも購入できますが賞味期限は当日限りですので、焼きたての熱々をお店の前のベンチで食べてほしいです。
そば粉が入った香ばしく伸びる焼き餅の中に粒あんがたっぷり入っていますが、ほのかに塩味があるので、ペロっと食べれます。

「判官さま」の名前の由来は、北海道開拓判官「島 義勇(しま よしたけ)」にちなんで付けられたそうです。
店内には他にも六花亭のお菓子が色々販売されていて、お土産に人気のようです。

エゾリスに会える
北海道神宮の境内には野生のシマリス、エゾリスがいます。
エゾリスは冬眠しないので冬でも見かけるようですが、さすがに寒い雪の中リスが現れるのを待つのは大変ですよね。
小さくてすばしっこく走り回るので、写真を撮るのは難しいですがその姿には癒されます。
神宮茶屋の裏側は割とリスが現れる場所なので、ベンチでソフトクリームでも食べながらリスを待ってみるのもいいかも知れません。
実際に私も神宮茶屋のベンチでお茶を飲んでいる時にリスが現れたことがありますよ。

公園口鳥居から歩いていると見かけることもあります。
リスの写真を上手にアップされてSNSに投稿している人もたくさんいます。
北海道神宮にはリスの他にもアカゲラ、キビタキ、エナガ、ヤマガラ、ヒヨドリ等の野鳥もたくさんいて楽しませてくれます。

3つの境内社と5つの鳥居を制覇できる
北海道神宮の境内はとても広く、3つの境内社や5つの鳥居など御利益があるところがたくさんあり、その分時間もかかります。
でも寒い時期はゆっくり回ることもできず、初詣に参拝しに来てもなかなか長時間いるのは厳しいですよね。
氷点下になることもある札幌の冬や、寒い時期にはとても長時間いることは難しいので、暖かくなった春に梅や桜を見ながらゆっくり参拝することをおすすめします。
北海道神宮には3つの境内社(けいだいしゃ)があります。境内社とは本社とは別に祀られている社のことを言います。
鳥居も5つあるので、春は桜を見ながら制覇してみませんか。
開拓神社
開拓のため困難を克服した北海道発展の基礎を樹立された先人達を偲び、その功績を称え昭和13年開道70周年に時の北海道庁長官によって創建されました。戦後、北海道神宮が祭祀を行っています。
開拓神社は北海道開拓のために尽力した37柱を祀っている神社ですので、仕事運、勝負運の御利益があるとされています。

鳥居をくぐると左側に納札所があり、祈願札300円とおみくじ100円が置かれています。
祈願札は9種類あり、「御礼」「商売繫盛」「受験合格」「家内安全」「身体健全」「病気平癒」「厄除開運」「心願成就」「恋愛成就」です。祈願される人は初穂料300円を所定の場所に納めます。
祈願札は年に一度、毎年8月15日に行われる例大祭でお焚き上げがされます。
私も「心願成就」を選び、名前と年齢を記入し所定の場所に納めました。

開拓神社では御朱印もいただけますが、場所は北海道神宮の社務所になります。
SNSでもパワースポットという事で開拓神社について沢山の投稿があります。
鉱霊(こうれい)神社
鉱礦業従事者の殉職者を奉祀する神社です。
昭和18年、札幌鉱山監督局50周年記念事業として建設され、戦後昭和24年、北海道神宮の境内に遷座しました。
鉱霊神社には安全を祈願しに来る人が多くいます。

穂多木(ほたき)神社
北海道拓殖銀行に永年勤務功労のあった方を祀っている神社です。
昭和13年北海道拓殖銀行の屋上に建てられ、昭和25年に北海道神宮の境内に遷座されました。

印象的なのはブロンズの狛犬様で、金運アップの御利益があると言われています。
狛犬様を見に来る人や金運アップを願って狛犬様を触っていく人もいます。

ブロンズの狛犬様についてSNSで投稿する人も多くいます。
北海道神宮に来たらぜひ3つの境内社を一緒に参拝してみて下さいね。
北海道神宮には全部で5つの鳥居があり、くぐると御利益があると言われている鳥居もあります。
- 第一鳥居
- 第二鳥居
- 第三鳥居
- 公園口鳥居
- 令和の鳥居
第一鳥居
第一鳥居は北海道神宮の敷地外にあり、知らない人も多くいると思います。
場所は北1条・宮の沢通にあり、北海道神宮からは約900mほど離れています。道路をまたいで設置されていて歩いてくぐるのは危険ですので、車で行く場合はぜひ通ってみて下さい。
明治28年に石像で建てられ、昭和43年に現在の鉄筋コンクリート造に新しく作られたそうです。
とても大きな鳥居で、高さは約19mあるそうです。近くにいくと存在感に圧倒されます。

北海道神宮の第二鳥居/縁切り
第二鳥居は北海道神宮の参道入口にありこの鳥居をくぐる人が一番多いと思います。特に観光客はここから北海道神宮に入る方がほとんどだと思います。
第二鳥居の参道は真っすぐ続く先に神門があり、両側に桜並木が続く清々しい参道です。
第二鳥居は鬼門に位置し、「縁切り」の御利益があると言われています。
「縁切り」には病気や不調、悪縁など不運と縁を切るという意味もあるので、切りたい縁がある人は第二鳥居をくぐってみましょう。
良縁が切れてしまと困るので、恋人や夫婦一緒にはくぐらない方がいいかもしれませんね。

北海道神宮の第三鳥居/金運アップ
第三鳥居は円山動物園側、南1条駐車場のすぐ近くにあります。円山公園の登山コースもあり、登山の後立ち寄る人も多い鳥居です。
第三鳥居は「金運アップ」の御利益があると言われています。
風水でみると東南の方角に位置していて、「預」の預金が増える方位とされているので、金運アップに御利益があるそうです。
金運アップを期待したい人は第三の鳥居から境内に入ってみましょう。

公園口鳥居
公園口鳥居は円山公園の中にあります。地下鉄、自転車や徒歩でいらっしゃる方には一番利用しやすく、私もここの鳥居を通ること一番多いです。
公園口鳥居から本殿まで行く途中には、「開拓神社」「鉱霊神社」「穂多木神社」の3つの神社があるので、本殿での参拝の後にこちらの3つの神社でも参拝をする方には公園口鳥居をくぐるのがおすすめです。
歩いているとリスを見かけることも多い場所です。

令和の鳥居
令和の鳥居は、北海道神宮御鎮座150年を記念して令和元年に建てられた一番新しい鳥居です。
北1条駐車場側にあるので、そちらの駐車場を使う方はここの鳥居をくぐって境内に入ることが多いと思います。

5つの鳥居がありますが、御利益があると言われているのは第二鳥居の「縁切り」、第三鳥居の「金運アップ」のふたつの鳥居です。
でもどの鳥居も神聖なパワースポットであることは間違いありませんので、全ての鳥居をくぐってみてはいかがでしょうか。
札幌屈指のパワースポット北海道神宮ガイド
札幌市中央区にある「北海道神宮」は、札幌市のみならず北海道内最大のパワースポットとしても知られ、その広大な敷地面積は約18万㎡で、札幌ドーム3個分、東京ドームだと4個分と言われています。
隣接する円山公園、近くには円山動物園もあり地元住民の他、道外、海外からも沢山の観光客が参拝に訪れます。年間約80万人以上の参拝客が訪れ、その内10万人近くが海外からの観光客だそうです。
北海道の開拓・経営を行うために、明治2年に開拓使が設置され、同年明治天皇の勅旨により開拓の守護神として大国魂神(おおくにたまのかみ)・大那牟遅神(おおなむちのかみ)・少彦名神(すくなひこなのかみ)の三神を祀る「北海道鎮座神祭」が斎行され、これが北海道神宮の創祀(そうし)とされます。
明治4年に「札幌神社」と社名が定められ、円山に社殿が完成しました。
大正2年それまでの仮社殿は改められ、伊勢神宮御正殿の古材の下附により造営されました。
昭和39年明治天皇が御増祀となり、「北海道神宮」と改称されました。
北海道総鎮守として人々に崇敬され、今日に至っています。
今や北海道だけではなく、全国、世界にパワースポットとして知られるまでになりました。
北海道神宮基本情報
住所 | 札幌市中央区宮ケ丘474 |
電話 | 011ー611ー0261 |
アクセス | ◎地下鉄/東西線円山公園駅下車3番出口/徒歩15分 ◎JRバス/「北海道神宮」停留所下車(円14・円15・循環西21)/徒歩1分 ◎JR札幌駅→地下鉄さっぽろ駅(南北線)→地下鉄大通駅(南北線から東西線に乗り換え) →地下鉄円山公園駅(東西線)下車/徒歩15分 ◎JR札幌駅からタクシー/15分 ◎新千歳空港から車/70分 |
参拝時間 | ◎元旦/0:00~19:00 ◎通年/6:00~17:00 7:00~16:00 (時期により変動あり) |
公式サイト | 北海道神宮の公式ホームページ |
北海道神宮の駐車場は無料?
北海道神宮には2ヶ所の駐車場があります。
北一条駐車場を使われ方が多く混雑している事が多いので、混雑時期には南一条駐車場がおすすめです。

北1条駐車場 | 南1条駐車場 | |
駐車台数 | 170台 | 70台 |
営業時間 | 6:00~21:00 | 6:00~21:00 |
駐車料金 | 1時間まで無料、以後1時間ごとに500円 | 1時間まで無料、以後1時間ごとに500円 |
住所 | 札幌市中央区宮の森1239-1 | 札幌市中央区宮ケ丘474-35 |
2つの駐車場が混雑して待ち時間がかなりある時は、「円山公園第1駐車場」と「円山第2駐車場」がおすすめです。
北海道神宮の神門までは少し距離がありますが、1回700円で時間制限がないのでゆっくり散策をしたり、茶屋に寄ったりしてみてはいかがでしょうか。
北海道神宮の御祭神
北海道神宮には四柱(よはしら)の北海道鎮護の神が祀られています。
- 大国魂神(おおくにたまのかみ)❘ 北海道の国土の神
- 大那牟遅神(おおなむちのかみ)❘ 大国主神と同神 国土経営・開拓の神
- 小彦名神(すくなひこのかみ) ❘ 国土経営・医薬・酒造の神
- 明治天皇(明治天皇たて) ❘ 近代日本の礎を築かれた第百二十二代天皇
北海道神宮参拝の作法とは?
①鳥居をくぐる前に一礼
鳥居は神社と外を分ける意味があり、ここから中は神様の領域とされます。参道の真ん中は「正中」と呼ばれ神様の通る道と言われています。左右どちらかに寄って歩きましょう。
帰りも同じように本殿に向かって一礼します。

②手水舎で心身を清める
神門の左側にある手水舎で口と手のお清めをします。
- 右手で柄杓を持ち、水を汲み左手を洗う。
- 柄杓を左手に持ち替え、右手を洗う。
- 再度右手に柄杓を持ち、汲んだ水を左手で受け、水で口をすすぐ。
- もう一度左手を洗う。
- 柄杓に水を汲み、柄杓を立てて、柄杓の持ち手部分を洗い流す。
- 柄杓を元の場所に戻す。

③二礼・二拍・一礼
北海道神宮には鈴や鐘がありません。参拝の際にはお賽銭を入れ、二礼して二拍手し、感謝とお願い事を唱えて一礼します。

木札や御守りは種類がたくさんあります。キテイちゃんの御守りもありお土産に人気のようです。

海外から沢山の観光客が訪れる北海道神宮は英語、台湾語の表記のおみくじや子供向けもあります。
通常のおみくじは100円で、「幸福おみくじ」「恋みくじ」は200円。「幸福おみくじ」には10種類ある小さな金色の「縁起物」のがいずれかひとつ納められています。
英語のおみくじの大吉には「Extreme luck」と書かれているそうです。

お願い事が書かれた絵馬やおみくじが結ばれています。

3つの境内社
寒い時期には大変ですが、春になって暖かくなってきたら、3つの境内社を参拝してみてはどうでしょうか。
パワースポットと言われている神社もありますし、せっかく北海道神宮に来たなら全ての神社で参拝したいですよね。

5つの鳥居
それぞれ大きさや、色合いなども違って楽しめますよ。

さいごに
私は北海道神宮まで徒歩で20分程の場所に住んでいるので割と良く行きます。でもやっぱり冬の雪がある時期には足も遠のき、初詣に行っても参拝してそそくさと帰って来ます。雪国の冬は厳しいです。
でも、雪が溶けて春になると梅や桜の開花をチェックしにマメに通ってます。
北海道屈指のパワースポット北海道神宮はやはり神聖で神々しく、パワーを貰える気がします。仕事で行き詰まった時など茶屋のベンチでコーヒーを飲み、餅を食べながらボーっとしてるだけで癒されます。
普段仕事で忙しい方にこそ、札幌の中心に近いパワースポットである北海道神宮にぜひ行ってほしいです。きっとパワーをもらい癒されることがでますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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