「自分のお気に入りの空間で小さなカフェを開業したい。」という夢を持っている人はたくさんいると思います。
小さなカフェを開業するには、デメリットもありますが、それ以上にメリットがあります。経験者の私も小さなカフェをオススメします。ではなぜオススメなのかその理由と、メリットとデメリットにつて解説したいと思います。
小さなカフェ開業のオススメ理由
リスクが少ない
飲食店の廃業率は、１年で３０％、２年で５０％と言われ、特にカフェの廃業率は３年で７０％と言われています。
この数字から見てもかなり厳しい世界ですね。でもカフェ開業の夢はそう簡単には諦めたくないですよね。
逆に言えば、２年で半分、３年で３０％は継続しているわけですから、しっかりとした計画ができれば成功できることになります。
では、なぜ小さなカフェをオススメするかというと、リスクが少ないからです。
小さなお店だとそれだけ低リスクで始められます。小さなカフェでは満足できないのであれば、軌道に乗ってから大きくする、２店舗目をオープンするなど徐々に展開していけば良いと思います。まずは、少ないリスクでの開業を目指しましょう。
小さなカフェ開業のメリット
開業資金が抑えられる
一説には小さなカフェでも開業資金は1,000万円以上必要と言われていますが、これは住んでる地域などでも違ってくると思います。でも大きいほど資金がかかってしまうのはおわかりですよね。
内装工事費やテーブルや椅子も大きくなれば数が必要になりますので、小さいほど開業資金は少なくて済みますね。
また、店舗を借りるのであれば、月々の家賃も抑えられますし、それに伴う保証金なども少額で済まされます。
光熱費が抑えられる
冷暖房、電気料金もお店が大きいほど費用がかかります。夏は冷房、冬は暖房を一日中使用するわけですから、お店の光熱費は侮れません。一般家庭の光熱費と比べるとビックリするような金額になります。
人件費が抑えられる
人件費はカフェ経営で材料費と同じくらい経費がかかってしまいます。材料なら使わなければ次の日に回せることもありますが、人を雇って営業すると当たり前ですが、どんなにお客様が来なくても人件費は発生します。
飲食店における人件費の比率は25～30％が目安と言われています。
カフェは回転率、客単価が飲食店の中でも低いので、1,200円の客単価で１日５０人の来店客がいたとしても一日の売上は60,000円です。1ヶ月２５日営業したとして150万円の売上となります。そのうちの約３０％以内に人件費を抑えるのですから、45万円となります。45万円以内に抑えたいところですが、お店が大きくなるほど人手が必要になり、人件費がかかってしまいますよね。
小さなお店なら、数時間のアルバイト、または自分一人で営業するなど人件費が抑えられます。
カフェの仕事に集中できる
大きいお店になれば雇用する従業員も増え、お店の仕事以外にもやらなきゃいけない事が多くなります。
シフトを組んだり、お給料の計算、従業員の育成などは、想像以上に時間を取られます。また、従業員みんなが優秀とは限らず、仕事を覚えるまでに時間がかかる人も中にはいるでしょう。そういった人にも根気よく仕事を教えなければなりません。
小さなカフェなら従業員も少なくて済みますので、カフェの仕事に時間を使えます。
小さなカフェ開業のデメリット
大きな収益は望めない
小さな店では、どんなに忙しくて満席になっても、もともと席数が少ないので大きく収益を出すのにも限りがあります。もし一人で切り盛りするのであれば、一度に大勢のお客様が来店すると満足なサービスもできなくなってしまいますので、一人でもできる事を考えると限界もでてきます。
大きな店に比べると収益は少なくなってしまうので、利益を出すのにも限界があります。
休みがとれない
少人数で運営するので、よっぽどの事ではない限り休みがとれません。何人かの従業員がいれば、シフトを変わってもらう事もできますが、２，３人で営業していれば、１人休むとお店が回らなくなってしまいます。
もし一人でやるのであれば、休みはもちろん、休憩もなかなか取れない日があるかもしれません。
まとめ
今回は「小さなカフェ開業のオススメ理由！メリットとデメリットは？」を解説しました。
厳しい飲食業界で継続するには、リスクの少ない小さなカフェからスタートして、更なるステップを目指してみてはいかがでしょうか。
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